深く潜れ

Let me settle my mind boy

さよなら

出会ったその日に失恋。でも好きなんです。

 

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4月某日。わたしは何故、こんな所にいるのでしょうか。GW前の忙しい時期だというのに2日連続で定時ダッシュをキメて、化粧を直す時間もないまま文字通りダッシュで新大久保まで来た。電車に乗っている時間がもどかしいくらいで、それでもギリギリだからわざわざヒールのない靴を選んで。一体何がロマンチックなのか。どちらかというと灰かぶりの方が近いのではないか。

目的地に着くとすでに長蛇の列。自分の後ろにも次々と人が増えていく。少なく見積もっても200人はいたと思う。昨日よりさらに多いような気がする。

少し後ろめたい気持ちで携帯を取り出す。前後の人がお一人様だったら話しかけてみようかと思ったけれど、無理だった。私なんかがこんな所にいていいのか、いやいや時間通りに到着したのだから権利はある、と、ぐずくず考えていた。落ち着かない。ちらちらと、ピースサインの彼を気にしながら、その時を待った。

 

昨日は直ぐに帰る羽目になったけれど、今日はもしかしたらXデイになるかもしれない。もしも心がわりしたらごめんね、なんて、意味のないことを考えながら着席した。

 

わたしは彼のことを何も知らなかった。知らないまま好きになって会いたくなってここまで来たのだ。 

気付いたのはカーテンコールの時だった。そこにいたのはさっきまでのべらんめえ口調の市場三郎さんではなく、関西なまりで話すジャニーズWESTの濵田さんだった。実物はやっぱり格好良くて、どきりとした。

でも、何かしっくりこない。あんなに好きだと思って、もし実物を見たら担当したくなるのではないかと、ある意味覚悟をしていたのに。

 わたしは板の上の市場三郎さんに恋をしたのだ。真面目だけが取り柄の、不器用で恋に奥手な市場三郎さんその人に。どうしたってもう会えないのに、恋をしてしまった。 

 

あの電車に乗るたびに、赤いバッグを持つたびに、彼のことを思い出すんだろう。また甘酸っぱい気持ちがふえてしまった。

 

 

 

 

もう5月。そろそろ、普通に舞台の感想を書こうと思います。