深く潜れ

Let me settle my mind boy

歌喜劇/市場三郎~温泉宿の恋 鑑賞記

リア恋のズブ沼に落ちたと思ったら、そこは温泉だった。

 

観劇に至るまでのポエミー記事はこちら。

 

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 平日夜、運よく当日券を購入することができた。先着順ではなく抽選で、若い番号を引いた人から順番に購入していく方式。

建物の中に入るとまずはパンフレットを購入。グッズ売り場もお祭りの屋台みたいに装飾されていて、わくわくするような懐かしいような気分になった。近くにいた若い2人組が、ペンケース可愛いね、でも濵ちゃんの顔が汚れたらかわいそうだから使えないね、的な話をしていて平和そのものだった。

グローブ座は2度目でしたが、その時は3階席でもあまり距離を感じないくらいだったので本当にこじんまりとした劇場ですよね。今回、席はパイプ椅子で場所も隅っこですが、1階なのでS席でした。あまりの近さにビビる私。バルコニー?もグッズ売り場同様に屋台風の装飾がされていて昭和感がある。舞台上も昭和のポスター風のイラスト看板がどん、とあるだけ。

公式サイトには「見なくても大丈夫」とあったけれど、出演者紹介のVTRはここでしか見られないし、一通り見られてよかった。座組が和やかで良い雰囲気なのが伝わってきて、またしても平和そのものだった。

 

一番最初に登場したのは、前説スチ子さん。*1でね、市場三郎さん彼女いた。しかも超美人。超顔小さい。*2

早々に予想外の展開である。ちょっと待って、あなたこれから温泉宿に行ってそこで出会った女性と盛り上がって恋に落ちるんじゃないの?彼女もちだったの?出会ったその日どころか出会って2秒で失恋する私。イチャつくふたり。涙目で見つめる私。

彼女「浮気したらぶっ殺すぞーい!」これはいいフラグ。

 

結局彼女は外国へ旅立ったのち5年以上も音信不通のままなんだけど、その理由などは最後まで明かされず。言い方は悪いが、ストーリー性はこの舞台にはあまりないので突っ込む方が野暮なんだと思う、多分。歌喜劇だから。ほぼアカペラ、ほぼアドリブで場面転換もがさごそ、みたいに口走りながら演者さんが着替えたり最低限のセットを動かしたりするのが何ともシュール。というか、看板にもシュールな物語ってかいてあったね。

 

勤め先の運送会社で奴隷のように働かされ、それでも慰安旅行でウキウキしちゃう三郎さんかわいい。初めてのバイキングに戸惑う三郎さんかわいい。動物園に行きたい三郎さんかわいい。秘宝館にどうしても行きたい上司もまたかわいい。平和とはこのことである。

三郎さんカワイイのかたまり、と思ったら急に歌いだすし踊りだすしアクロバットするしなんなの…?なで肩に和装が非常によく似合っていて、首筋に流れる汗がほんのりセクシーで、軽率に恋に落ちるやつ。*3

野球拳に照れちゃう三郎さんめっかわだし、芸者さんつれて逃げちゃう所とか格好いいのに、告白する時耳をふさがせるところが不器用なりの精一杯なんだなって思うときゅんとする。歌い終わった後、思わず「好き...」と言いそうになった。軽率すぎる。

芸者さんにお金渡すとき、はちまきして格好もスタジャンとか着ちゃって(三郎さん比で)おしゃれになってるところもかわいかった。おでこ。。 

 

普通に感想書く宣言したわりには、やっぱこれ恋かな?みたいな感想しか出てこないんだけど。

 

 

かわいこぶって恋とか言ってるけど、わりとガチでやばいやつ。夫と別れる気がないところ、安月給の三郎さんに100万円貢がせる芸者さんとなんら変わりないではないか。やはり恋は罪悪だ。

・・・ちょっと三郎さんロスになっただけで別に本気で結婚したいとか恋してるとかいうのはまた違うので安心してください。あと私、橋本良亮担ですよ。

 

濵田さんはね、分かってたことだけど本当に歌がお上手。あんな狭い空間でアカペラの歌声聞かされ続けたらそりゃもっと好きになるよ。わたしはなぜ濵田担ではないのか、頭抱えるくらい。でも先に市場三郎さんに恋しちゃったから、もう会えないことがさみしいんだろうなって思う。完全にロスってる。

カーテンコールの時、最後に濵田さんが一人であいさつする時間があった。出てきたときの顔を見たら、「あ、別の人だ」と思ってしまった。どこかで『濵田さんの演技は憑依型』という表現を見たけれど、言いえて妙だと思う。しかしながら、結局何が言いたいか忘れてしゃべれなくなっちゃって、照れ笑いした濵田さんはとてつもなく可愛かった。今まで格好いいとしか思ったことがなかったけど、こんな顔を見せられたら担当の人はたまらないだろうなと思う。やはり濵田担になりたい人生であった。

 

場末の温泉宿、昭和感を醸し出すためなのか、建物の外にはのぼりがたくさんあった。『初単独座長公演』の文字を見てまた、いいなと思った。

もしかしたら私は新たな扉を開いてしまったかもしれない。まるで温泉につかっているみたいに心地よくて、きゅんとして、でものぼせる前に自分から出て行く。もしかしたらまた、温泉が恋しくなるかもしれない。けれど今も私は橋本担のままでいる。

恋は罪悪かもしれない。

*1:大阪へ旅行した際、お土産屋さんで「スチコ」の文字を見たのであの人関西ではメジャーなキャラなのか…と思ったがどうやらそれは別のスチコらしい。

*2:入山法子さん。君はペット主演おめでとうございます

*3:オタクって軽率って言葉好きだよねとか思ってごめんなさい、本当だった