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深く潜れ

君だけだよ

自担が前歯を直してしまったので気になるジュニアに似ている子との昔話をします

安心してください、まだ大丈夫です。橋本担ですこんばんは。

 

最近、髙橋海人くんが気になる理由の一つにある男の子に似ているということがあったのと、ツイッターで元彼というワードを見た時に思い出したのでその子の話をしたいと思う。モテ自慢に見えるかもしれないので苦手な方はスルーしてください。ちなみに私、20代半ばで初めておつきあいした彼氏が今の夫なのでマジでモテないから自慢じゃないです。

 

その子(Kくんと呼ぼう)は大学の3つ後輩で、同じ部活だった。Kくんは同じクラスの女の子に、本人がいないところで「笑顔が本当に可愛い」と話題にされていたりした。18歳くらいの男の子ってそういうの嫌がる子が多いんじゃないかなと思っていたのだけど、自分のかわいさを自覚しているようなあざとさもあった。顔だけじゃなく、あまり背が高くないところ、手足が長くないところなど体型も海人くんに似ていた。

出会ってから割と早く、Kくんが私に好意を抱いていることに気付いた。きっかけは何だったかよく覚えていないけど、多分Kくんの誕生日にメールを送った後に顔を合わせたときの表情だったような気がする。自惚れでもなんでもなく、あれは恋をしている顔だった。

Kくんが入学したのと同じ年に、私は当時好きだったバイト先の社員の方に失恋した。彼女がいることは前から知っていたのだけど、ついに同棲を始めたといわれたのだ。私の中では、同棲=結婚準備だった。あきらめるしかなかった。もうしばらく誰も好きになりたくないと思っていた。Kくんのことは後輩として好きだけど、期待させてはいけないと少し冷たくしたこともある。隠れて付き合っていたカップルも何組かいたけど、実は部内恋愛は禁止だった。

夏の合宿のレクリエーションで、私はKくんとペアになった。2人乗り自転車でサイクリングをして2ショット写真を撮ったり、少し寒かったけど先輩面してアイスをおごってあげた。アイスを食べながら、嬉しそうなKくんを見てなんで私なんかが好きなんだろうとぼんやり考えていた。特別なものは何も持っていないのに。Kくんも私のことを特別扱いすることはなかった。ただ気づいたら近くにいて、近くにいたら嬉しそうにしていただけだった。アイスを食べ終わる頃、同じ店にいたKくんの同期が私にこう言った。「雫さん、Kとつきあいませんか?」どういうつもりで言ったのか、いまだにわからない。その子はKくんと仲が良く、冗談は言うけど人を傷つけることは言わないような子だ(と思っていた)。Kくんはなんでっていう顔で固まっていた。「私、歳下に興味ないから」と即答した自分に驚いた。大事な後輩を傷つけないように、それまでは知らないふりをしていたつもりだったのに、あまりに冷たい返事をしてしまった。冗談なら冗談なりに、「部内恋愛は禁止だよ」と軽く流せばよかったのに。

だからと言ってその後Kくんとの関係が変わることはなかった。何もなかったかのように仲の良い先輩後輩でいてくれた。ずっと居心地がいいままだった。私が卒業してから部活に顔を出しても、変わらないままだった。社会人になって理不尽なことをたくさん味わって、同期との温度差に疲れてしまっていた時だったから、変わらないKくんの存在に癒された。一度だけ2人で食事に行ったことがあるのだけど、私が社会人になったからと言ってももうごちそうさせてくれなくて、その日は割り勘にした。

いつだったか、「Kくん彼女できた?」と聞くと「彼女というか理解者が欲しい」と言われた。話を聞くと「自分の欠点も含めて好きになってくれる人が欲しい」という意味だったようだ。私は彼のことをよく理解しているつもりだったけど、何もわかっていなかったんだと気付いた。彼の好意に甘えていたから居心地がよかっただけで、彼だって好きでいるよりも好かれたかったのだ。その相手が自分ではないことを悟って、ちょっとだけ寂しい気持ちになった。

そのあと私は今の夫と出会って、交通事故にあったことをきっかけに付き合うようになる。Kくんの引退試合を見に行けなかったことは少しだけ心残りだ。

昔好きだった人のことはもちろん覚えているのだけど、今も時々思い出すのは、自分を好きになってくれたKくんの方だ。今はどうしているんだろう。結婚して幸せになっていたらいい。