深く潜れ

Let me settle my mind boy

新規のお花畑オタクがキントレ(KINGHiB公演)に行ったよ

東京ドームからのEXシアターはあまりに狭すぎた。史上最短距離で見る私のアポロン(太陽神)こと自担の髙橋海人くんは、愛らしさと精悍さの均衡が素晴らしくとれており、スマートで、運動会の時のような儚さは一切感じられなかった。後から気付いたことなのだが、運動会で大人しかったのは体育が苦手ゆえなのか、はたまたイツメン3人でずっと一緒じゃなかったからなのかと思うとどちらにしても愛おしくてたまらなかった。

 

アリーナ埋もれスペースにいた私は完全に油断していた。接触には慣れているつもりだが(それもどうかと思う)、集まった人たち全員に約束された接触イベントとは違って、タレントの方から見つけてもらうことには全く免疫がなかった。

もしも私がiPhoneなら、その瞬間に指紋認証を無視してカメラを起動し動画を撮影していたことだろう。しかし脳内ハードディスクは海人くんによって作り出された何か甘ったるい物質のおかげで完全にバグってしまいバースト撮影された写真のようにブツ切りの場面を残すのが精一杯だった。ところでiPhone指紋認証しなくてもカメラは起動できるのではないか。

何を言っているかわからない?安心してくれ、私にもわからない。

 

バルコニーからスタンディングのオタクに向かって愛敬を振りまく様子と、動揺と余韻を残して完璧なタイミングで去っていく海人くんはまるでうさぎのような軽やかさでそのまま追いかけずにはいられなかった。うさぎ穴は深く深くどこまでも続いていた。

 

海人くんを推しと呼びはじめてから、楽しみな反面現場に行くのが少し怖かった。

この公演が決まった5月の始め、私は海外にいた。異国の地へ来てまで担当でもなんでもない男の子の事を考えている自分に少し引きつつも、今すぐPay-easy(動詞)できないことをもどかしく思った。帰国当日に名義を作るくらいには「推しの現場に行かなくちゃ」という、ある意味使命感のようなものを感じていた。結果、推しへの担降りを決意したのであの時の自分には本当に頭が上がらない。

私が怖いと感じたのは、現場のないあいだもどんどん気持ちを拗らせていたのに、現場に行けば間違いなくこれまで以上に好きになってしまうであろうことと、万が一彼の視界に入ってしまう可能性だった。私はペンライトを彼のメンバーカラーに灯すだろうし団扇を持つことが許された現場であれば間違いなく持つのだろう。けれども気付かないでいてくれた方が良い。とんでもないお花畑野郎である。私は海人くんを照らす光になりたかった。

 

白いスカジャンにダメージデニムを合わせ、セットの階段から降りてくる海人くんは神々しくさえあった。嫉妬に狂うジェラ男を全身で表現する神は艶めかしく、繊細で大胆だ。現実的な恋愛の要素なんて普段微塵も感じさせないくせに、壊れてしまいそうなくらい危うげな表現は才能だった。

齢18の神を一瞬でも性的な目で見てしまった私は地獄行き待ったなしだろう。その時が来るならせめて彼の手で奈落の底まで突き落としてほしい。

脳内ハードディスクはバカになっていたが、スカジャンを脱ぎ捨て、3人お揃いのジャケットを羽織るともう18歳の男の子の顔をしていたことは何となく覚えている。もうペンライトを振る動作さえ止めてしまいたいくらい、そんな変化を、一瞬でも見逃したくないと思った。

 

廉くんはスタイルと柔らかな関西弁も含めて少女漫画から出てきたような雰囲気をまとっていた。現役大学生のノリと空気の読み方が絶妙で、MCを仕切る様子は好感度が上がる要素しかなく、歌はきれいな高音がとても心地よかった。少し前まではあまり得意ではないように見えたダンスもとても上手くなっていた。上から目線っぽかったらすみません。

 

紫耀さん(←辞書登録した)のことも好きになった。

廉くんが「狭いスペースに人が沢山いる」という意味で言った「ぱんぱん」をオタクにむかって「顔がぱんぱん」としんどすぎるいじり方をしたり、「僕達より皆さんの方がつけてる下着の数が多い」だの唯一の成人男性とは思えない思春期のような発言をしていたが、ソロ曲のlove songでは薔薇の花を背負った王子様に変身していた。海人くんのイラストの女の子と向き合った結婚式風の演出では、紫耀さんも見たいし海人くんのイラストも見たいしで目が足りないくらいだった。濡れ髪かっこいい。

 

Jrだけの現場は初めてだったがとても楽しかった。海人くんを見るために手配したチケットで 、失礼ながらあまり期待はしていなかったのだけど、セトリも演出も歌もダンスも、すべての完成度の高さに圧倒されたし満足感と充実感で一杯だった。Mr.KINGもHiHi Jetも東京B少年も好きにならずにいられなかった。

何よりも海人くんが大好きなグループなのだから、これからはMr.KINGを箱推ししようと決めた。単純なオタクである。

 

海人くんが投げた紙テープ~バッグに入り込んでいた紙吹雪と誤字と一緒に

 

テープ投げの際、これは「みんなから離れない」という意味だと説明があった。アンコールの間、紙テープの一部を握りしめながら、スペースジャーニーの指をくっつけたままの振り付けにも同じ意味が込められていることを思い出した。このふたつに込められた「離れない」という言葉をどう受け取っていいのか分からなかった。

ただ一つ言えるのは、もうこの場所に来ることはないのかもしれないという漠然とした予感だけだった。できるなら多ステしたい気持ちもあったがチケットは持っていない。 彼らの夏は始まったばかりだったが、私の夏はこれで終わり。わたしと海人くんをつなぐものはちっぽけな紙テープの一部だけだった。

 

 

無理は承知で8月の公演のチケットを探しています。スタンディング番号・バルコニー・指定など問いません。

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